銀の檻を溶かして〜薬屋探偵妖綺談 高里椎名

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テレビウォッチャーあきがテレビ番組の感想や読書の日々を徒然なるままに書き綴る

2009年08月04日

銀の檻を溶かして〜薬屋探偵妖綺談 高里椎名

燻べたような色の木の板、木の壁、木の天井…。優しげな青年と、澄んだ美貌の少年と、元気な男の子の三人が営む「深山木薬店」は、実は特殊な「探偵事務所」で…。
第11回メフィスト賞受賞作品。




主要登場人物が美少年キャラの秋、いたいけな少年キャラのリザベル、白馬の王子様キャラの座木。といかにもなラノベ風。
キャラの呼び名も「師匠」「兄貴」「ザキ」など、こそばゆさに溢れてます。

一応ミステリって事で、主役3人の営む薬屋兼探偵事務所に依頼が舞い込みますが、ラストがしょぼい。
謎解きを聞いても(あ〜、そうだったのか!)と驚けない。登場人物しか知り得ない予測不可な情報を最後の謎解きで言われても、バタバタと無理矢理終わらせたようにしか思えない。
途中までは先が気になって読み進めてたのに、残念。もう少しあちこちに伏線をちりばめて読者側にもヒントが欲しかった。
なので、正当派ミステリを求めてる人にはむかない作品では。

ただし、キャラがすごく出来上がってて生き生きしているので、読みやすい。定番キャラと言われればそれまでだけど、キャラの魅力に少しのミステリでもなかなか楽しめた。

「薬屋兼探偵」「妖怪」「定番キャラ」とちょっと京極堂風味で気になる。この「薬屋探偵妖綺談シリーズ」で他にも出てるらしいのでまだ読んでみよう。
74点



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